7月12日(金)15:00より第3学年学級委員主催講演会が催されました。
「心の健康~子ども達が思春期を元気に過ごすには~」
若年層のメンタルヘルス研究者の小塩靖崇先生をお迎えし、思春期を元気に過ごすコツをご教示頂きました。先生は大変気さくな印象で、お話もわかりやすく興味深い内容でした。
心の不調もケガと同じように大切に扱うこと、理解ある周りの環境作り、0か1ではなく、連続的なイメージで付き合うなど、ストレス社会で健康に生きる沢山のヒントを頂きました。また、思春期の衝動性の高さは大脳の成熟具合のズレから生じ、それに伴う心理面の不安定さへの理解を家族、学校、地域が意識する事も大切であると学びました。
子ども達が元気に過ごすために親ができる事は、規則正しい生活を続けるということ。特に睡眠が土台を作るそうで、受験を控えて難しい課題ではありますが、しっかり取り組んでいきたいと襟を正しました。
保護者の方々からは沢山の質問があがり、小塩先生は丁寧にお応えくださり、終始和やかな雰囲気の講演会となりました。個人的にはあっという間に時間が過ぎたように感じ、もっとお話を聞きたいと思いました。
ご参加頂きました保護者の皆様、お足元の悪い雨の中ご足労頂きまして有難うございました。
<小塩靖崇先生 プロフィール>
国⽴精神・神経医療研究センター精神保健研究所で常任研究員、専門は健康教育学。若年層が健康かつ幸せに育つ社会を目指し、研究と実践の橋渡しに従事。
アスリートとの協働で進めるメンタルヘルス啓発プロジェクト「よわいはつよいプロジェクト」(https://yowatsuyo.com/)を研究の観点から推進している。
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