第1学年 学級委員主催講演会ご報告
- 役員会
- 3月17日
- 読了時間: 3分
2025年3月6日、第1学年講演会が開催されました。
1学年では、子供たちが命の大切さを学ぶこの時期に「子供の人権尊重とエンパワメント」に関してJ-CAPTA様をお迎えし、CAPプログラムに基づいたワークショップ形式で、我々保護者も実践的な学びの機会を得ることができました。
CAP (Child Assault Prevention子供への暴力防止)とはアメリカの子供救援センターで誕生したプログラムで、子供達をいじめや社会での様々な被害から守るための人権教育プログラムです。
子供達は「安心」「自信」「自由」3つの人権が保障されることにより、自分らしく生きていくことができます。思春期の子を持つ保護者として自覚すべきことは、
子供からのサインを見逃さない:子供たちは日々様々な感情を抱いて生きています。心や身体に暴力を受けると否定的な気持ちになります。この気持ちが時に「人を困らせる行動」により表現されます。保護者として、その行動自体を責めるのではなく、その行動は我々に送っているSOSのサインと受け止め、子供の心の内側を共感し理解するところからはじめましょう。
エンパワメント(子供の潜在能力を信じ、その力が十分に発揮できるよう働きかけること):子供は成長とともに、自身の生きる力、レジリエンス(問題解決力、回復力)を高めることが重要です。これは子供に限った話ではなく、全てのケースを1人で背負いこむのではなく、以下3つの選択肢を持つことが権利を守る大切なスキルとなります。
1.「TELL」周りの信頼できる大人や友人に話してよい
2.「NO」物事を断ってよい
3.「GO」現実から逃げてよい
これら上記を実践するために我々保護者がまず第1にすべきことは、「自宅をサイコロジカルセーフティ(心理的安全性)が確保された環境にすること」です。我々のちょっとした言葉がけ、配慮、支援があれば子供たちは乗り越える力を身につけていきます。
子供を愛するが故に一定の期待値も持つのは保護者として当たり前ですし、その期待値に満たないと保護者が感じた時は、指導として何かしらの表現をします。ただ、それが保護者の見栄やエゴであるケースも少なからずあるかもしれません。我々はどうしても伝えることに必死になりがちです。ただ、最も大切なことは「聴く」ことです。
主役である子供達が、将来の期待に胸を膨らませ、夢を抱き、充実感と喜びと、時には挫折を味わいながら人生に挑戦し続けられるよう、幸せの形は人の数だけあること、子供たちがこの世に生まれてきてくれた時のことを常に忘れずに、保護者である我々はいつまでも初心を忘れず共に成長していけることを願っております。
この度のJ-CAPITA様の講演会を迎えられたのも、先生方のアレンジメントやご尽力、学級委員をはじめ保護者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。


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