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全附P連 14 回全国大会 ご報告③

更新日:4月11日

会計 2年 和田由里子

全国国立大学附属学校PTA連合会PTA研修会に参加しました。基調講演では、株式会社ヘラルボニーの松田文登副社長による、福祉とアートを融合したヘラルボニーの取り組みについて聴講いたしました。

障害ではなく無数の個性と捉えることで、全国にいる障害者アーティスト各人のバリューを高めていく活動に感銘を受けました。とてもフラットに入口が開かれているようで、新鮮な気持ちになりました。

また、学校園における活動報告として、東京学芸大学附属校から、竹早地区の「未来の学校みんなで創ろう。Project」の報告がございました。

「好き、に挑む」をテーマに、多種多様な企業、地域をまたいだ複数の教育委員会、様々な分野の研究者、幼小中の教員、そして生徒たちが様々なチームを作って実践的な活動を通じて未来の学校モデルを創っていくというプロジェクトで、とても意欲的な取り組み内容に刺激を受けました。

一方で、パネルディスカッションでは、国立大学附属学校園の置かれている厳しい現状も赤裸々にお話いただき、危機感を感じると共に存在意義をアピールしていくことの重要性についても考えさせられました。

初めての参加でしたが、福祉やPTA及び学校教育の見識を広げる良い機会になりました。


監事 1年 三代澤裕美

貴重な機会をご紹介いただきありがとうございました。9月30日(土)大会2日目に参加させていただきました。

国立大附属学校のPTA組織がどのような組織でどのような活動を行っているのか知らず、事前配布のホームページ情報を見たのみで参加をさせて頂きました。

会場には多くの関係者の方が学校を超えて交流されていたのがとても印象的でした。

パネルディスカッション「これからの附属学校の期待されるあり方」では、以下2例のお話が印象的でした。

・彦坂秀樹先生のワクワクするSUGOI部屋を含む事例発表

・神谷直典先生の学校をセッションの場所にすることでの働き方改革の事例発表

附属学校園に対する厳しい言葉もありました。先生方、PTA連合会、省庁の方々が各々の領域を超えて、“学校に関わる全ての人がWin×Winになるにはどうするべきか”を考え行動されている様子を知ることができ、大変勉強になりました。

参加する前と後では、PTA活動に対する視点も広がり、参加してよかったと思っております。


会計 1年 大川彩子

全附 P 連 PTA 研修会 2 日目に参加いたしました。 初めての参加でしたが、講演、パネルディスカッションともにとても興味深いものでした。

講演のあった「ヘラルボニー」という会社は、「この世に障がい者はいない」というコンセプトのもと、「障がい者の方のアート作品」ではなく、「障がい」という通念を「個性」ととらえて、その才能を作品自体の価値として世に送り出し作家の方も自立できる、そうした仕組みづくりに尽力されていました。個性豊かな作品は、展示やプロダクトのコンテンツとしてだけでなく、ホテル、駅やみちの風景にまで広がりつつあるようです。

障害をもつお兄様に対する、社会の態度への違和感からスタートした会社から、こうした価値観が社会に浸透し、新しい未来がつくれそうな気がしました。

パネルディスカッションでは、「有識者会議報告書(H29)」における、附属校の存在意義・役割を変換せよという「要請」に対して、少子高齢化で地域の学校が統廃合されている中、附属校は従前の規模を保てるのか、という危機感が伝わりました。附属校の保護者は学校の良さを理解しているが、有識者、社会には伝わっていないという問題提起もありました。

打開策として紹介された先行事例は、現代都市がかかえる課題への回答のようでもありました。先生の働き方改革、教育の成果を社会に還元する作戦の数々。附属学校が企業や行政と連携して、機能や施設を地域に開き、生徒、先生、保護者や社会までwinwinになるスピード感のある取り組みは、皆がすぐにでも積極的に取り組む必要がありそうです。

勉強会への出席は2日目のみでしたが、一保護者として、一個人として、考えさせられました。よい機会をいただきまして、ありがとうございました。












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